心を解放するアートワークショップの力
月に1度、”6Csラボ(シックスシーズラボ)という、大人と子どもが一緒に学び、遊ぶ場を作っています
先日、造形作家の澤奈緒さんに来ていただき、「なりたい生きものになろう」というテーマでアートワークショップを開催しました
4歳から12歳までの子どもたちと、保護者をあわせて約40名。
6Csラボでは子どもだけでなく、大人も同じ立場で遊んで学ぶことにこだわっています。
ということで今回も大人も大奮闘
この日のルールはただ1つ「上手に作ろうとしない」こと。
これまで一番恥ずかしかったことを思い出して、それよりもっと恥ずかしいものを作ろう!!というのがルール。
「なりたい生きもの」ってどんなことになるんだろうな・・・
高学年の子や大人も楽しめるかしら・・・
・・・と思ってましたが、いざ手を動かし始めたら大人も子どもも夢中に。
なんとも不思議な生物ができあがってみんなで大笑い!
そういえばこんなに弾けるように笑ったのは久しぶりかも?
上手に作ろうって頭で考えるんじゃなくって、手を動かしながらできあがるものを身につけてみて、笑いあう
それだけのことだけれども何とも言えない開放感に満ちて、笑いがあちこちで起こる、エネルギー溢れる場がいつのまにかできあがっていました。
奈緒さんは制作した被り物や小物、衣服を身につけ、化粧を施し、神や霊的な存在の化身になりきる「アート仮装『KESHIN』」というプロジェクトをされています。
身に纏うVRと考え、過去の自分のトラウマを笑いとともに吹き飛ばし、羞恥心を捨て去ることで心の解放を促す。自分がなりたいものを見に纏うことで、その霊的な存在が持つパワーを獲得し、未来の自分の理想像に近づくこともできる。
http://sawanao.com/projects/keshin/
実際にやってみて「心の解放」ってああ、こういうことか!ってわかりました。
「クリエイティブコンフィデンス」
IDEOのデビットケリーのTEDのスピーチの中に、作ったものを友達に笑われてしまってクリエイティビティに自信がなくなった子の話が出てきます。
そんな経験をしたことがある人って多いんじゃないでしょうか
いやいや、普段閉じ込めているだけで、本当は誰もがクリエイティビティを持っている。あの場にいたらそうわかりました
それは、講師の奈緒さんや参加者みんなができあがっていく過程を心から楽しんで、褒めあって、笑いあえる暖かくて安心な場所だったからじゃないかな。
アートは心を解放する力がある。
心からそう思いました