親子で遊びながら学べる場作りを継続して行ってきた結果、「子ども向けにワークショップがしたい」と相談が入るようになってきました。

プログラミング、デザイン、料理など、いろいろなタイプの子ども向けワークショップを行ってきましたが、共通して注意すべきポイントをご紹介します。

1.余白を取る

子ども向けのワークショップは、参加者の年齢と内容にもよりますが、およそ2時間くらいで考えたほうがよいです。
あまり長いと集中力が下がってグダグダになります(笑)

しかし、2時間ぎっちりでワークショップのコンテンツを詰め込んでしまうと何か遅れが発生した時にリカバリーが効きません。

そして、大人向けワークショップですと大体想定内で物事が進むのですが、対象が子どもの場合、そこなのか!?と・・思いもよらなかったところで盛り上がり、もともと考えていた流れと違う流れが発生する、というケースが多々あります。

ですので、2時間の枠としても内容は1時間〜1時間半で考え、余白の時間をあらかじめ設けておくことをお勧めします。

2.大人の関わり方を決めておく

子ども一人でやってくることはほぼないので、保護者の方が一緒に来られるケースが大半だと思います。

また参加者を公募で募集する場合、保護者が申し込みをして、当事者の子どもは何に参加するのかよくわからず参加している、というケースもありがち。

子ども向けワークショップの場に大人もいる場合、その大人に向けてもワークショップのゴールやルールを共有するとよいです。

時々起こるのが、自分の子どものアウトプットがなかなかできないのを見兼ねて、親が手伝いに出てくるケース。
場合によっては子どもの試行錯誤の時間を奪ってしまうことにもなりかねません。

反面、親子で一緒にものを作ることで発想のヒントになったり、親子のコミュニケーションが生まれることもあります。

その場にいる当事者として、この場の目的が何でどういう関わり方が求められているか、あらかじめ共有しておくと協力していただけます。

3.その場のアウトプットにこだわりすぎない

ワークショップを行うからには目的があり、なんらかゴール=アウトプットの想定があります。

例えば、何か作品が完成した!というのはとてもわかりやすいアウトプットですし、ワークショップを企画している側も参加している側も達成感がありますよねー

ただ、何かができた!ということだけがアウトプットではないと思うんです。
いろいろやって試してみたプロセス自体もワークショップの1つの成果なんですよね。

子どもの場合、何か作品を作る場合でも、作っては壊し〜作っては壊し〜となかなか形にならない、というケースが結構あります。

そこで時間内になんとか作ろう〜と形にこだわるのも1つの方法ですが、そこにこだわりすぎると却って気づきが薄くなるというケースもあるように思います。
試行錯誤する、もともと想定していたゴールと違う結果になる、ということも一つのアウトプット。

そして、ワークショップではずっと黙っていて面白くなかったのかな?と思いきや、家に帰ってからまた試してみる、という参加者も結構いらっしゃいます。

ワークショップの場、その時点だけではなく、そのあとに続くものまで含めてアウトプットと考える視点も必要なのかな〜と思います。

まとめ

  1. 余白を取る
  2. 大人の関わり方を決めておく
  3. その場のアウトプットにこだわりすぎない

以上3つでしたが、2はともかく1と3は対象が大人であっても同じことが言えます。

アウトプットなのかプロセスなのか、あとチームで作業するものについては個人重視なのかチーム重視なのか。
結局はそのバランスなのですが、内容にもよるし、集まった参加者にもよるので毎回その場で判断するしかないんですよね。

対応方法も、プログラムデザインなのか、ファシリテーションデザインなのか、と様々あり、ワークショップは一期一会。

特に子ども向けのワークショップは想定外のことが多々起こるので、大変ではありますが発見もたくさんあります。

3つのポイントに気をつけて、子ども向けのワークショップをぜひ企画してみてくださいね!