タレない醤油差しの作り方って?@築地朝食会
連日の朝活、朝の築地でお寿司を食べながらプロダクトデザインのお話を聞いてきました
THE!
お話聞いたのは丸ノ内のKITTEでTHE SHOPを展開しているデザイン会社(といっていいのかな)THEの米津さん。
会社を作ったキッカケ、お店の展開の話、プロダクトデザインの話など、ギュギュッと濃縮したお話が聞けました。
知らなかったんですが、VERYとブリジストンのコラボの電動ママチャリのデザインも手がけてらっしゃるとか。へー!
タレない醤油差しの発想
醤油差し、液だれしますよねー、あれ。
これはもはや顕在化しきっててだれも手をつけてない、そこを敢えてやろう!となって取り組んだこのプロジェクト。
醤油差しといえばあの!キッコーマンの形、あの形を原点としてセンの部分に工夫をして最終的なプロダクトになったとのことです。
発想から実現まで2年かかってるそう
途中メーカーに断られまくり、メーカー探しで半年はかかったとのこと。
デザインとモノづくり
お話聞いて感じたのは、デザインは機能の一部、でもそれを実現するにはモノづくりの力が必要で、それをうまく組み合わせないと製品にはならないって事です。
デザイナーからみると設計がわからない
エンジニアからみるとデザインがわからない
その両者を結ぶ立場として米津さんがチームに入った、と言われてました。
デザイン思考という言葉がよく聞かれるようになりましたが、問題解決にむけて協働しないといけない、でもちょっと違う言葉を使う2人を通訳して取り持つような役目なんだろうな。
こー、こういう職業、って明確に言えない人が増えてるなーと思うのですが、米津さんもそのお一人だなーと思いました。
60個から数百万個まで
もう一つ印象に残ったのは、年間60個しか売れない漆の器も扱ってるし、数百万台売れてるママチャリも扱うという話。
醤油差し完成に2年かかったという話がありましたが、これだけ時間がかけられるのも、複数の色んなタイプの製品、仕事の取り組み方をしているからかなーと。
あと、少数精鋭で身軽、なのも大きいんだろうな。
築地朝食会
短時間でしたが実際にお話してみて参考になる点がたくさんありました。
お寿司も美味しい!
築地朝食会はもう5年以上続けられてるのかな。
寿司は回りませんがゲストが席に回ってくるという面白いスタイルです。
もともとはビジネス書の著者さんがゲストだったんですが、このところはデザイナーさんがゲストになってます。
主催者の美崎さんのお人柄か、ゲストの方も参加者も素敵な方が多い。
違う業界のお話が聞けるのと、お寿司が食べれるのと、朝から大充実できるオススメの朝会です。
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